手紙は破られたノートに、物差しで書いたであろうカクカクとした字でそう書いてあった。


「な、何これ? ……愛子、怖い」
「ばらまくって? 何を?」


「それが手紙と一緒に、
こんなのが入ってたの…」


私は手紙に添えられていた写真を取り出す。


一月君は目を見開き、写真を取り上げる。


「これ、盗撮だよな…?」
「うん…」


私が渡した写真は三枚。


一枚は私のスカートを下から撮影したもの。


もう一枚は体育のあと私が更衣室で着替えているもの。


そしてもう一枚は、私が一年のトイレに入る直前を撮影したものだ。