「誰? 誰なの?」


こんなイタズラするのは?


「アノ、ネックレス。
ズット、ツケテテクレテ、ウレシイ…」


ネックレス?
それって……


私は首からさげたネックレスを握る。


「モウスグ、


…………ムカエニイクカラ…」


ツー、ツー……


電話は切れてしまった。


「な、なんなの? 今の?」


ネックレスに、
もうすぐ迎えに行くからって?


まさか、この電話の送り主、
銀髪の……?


「おい!」