楽しい天体観測を終え、 そろそろ帰る時刻となった。 「希望、早く乗れよ」 「うん」 そのとき、 ~♪ 「あっ、着信がきた。ちょっと待ってて」 私は一月君から離れ、スマホを見る。 ……画面は非通知。 誰だろう? こんな時間に? 「はい。もしもし」 電話に出る。 電話の向こうは奇妙なほどノイズがまざり、テレビの砂嵐のような音がする。 「ノゾミ…?」 「きゃっ!!」 ノイズの隙間から、 機械で声色をかえた誰かの声がする。