「ダメだよ。だって一月君には志芳ちゃんがいるんでしょ?」 「えっ?」 「昼間見ちゃったんだよ。 ……志芳ちゃんと一緒にいるとこ…」 私は唇をかんだ。 「ちょっと待て。 希望、何か誤解してるぞ」 「誤解?」 キスまでしといて、 誤解とかありえないし。 「だって今日の学校で、 すっごく仲良さそうにしてたじゃん!」 一月君と志芳ちゃんの性格からして、あんなにただの他人と仲良くするなんてありえない! 「そりゃそうだろ。 ……だって志芳は、俺の従兄弟だぜ?」