そのとき、


ガシャン!!


黒いバイクが突っ込み、表の窓が割れ、真っ暗なカーテンが開かれた。


「な、なんだおまえ!?」


家の真ん中にバイク。
それに股がる一人の男。


その男はヘルメットを取る。


「希望。怪我はないか?」
「一月君!!」


一月君の手には私が置いていったリボンがあった。


「くそ、なんだテメェ!」
「かまうな! ぶっ殺せ!」


男達はナイフを取りだし、一月君に飛びかかる。


「待ってろ。すぐ助けるからな」


一月君はバイクのアクセルをまわし、前輪をあげ、ハーレーした。


「おらっ!!」


そのまま男達にバイクで襲いかかる。