五時間目をサボり、私は校門の前にきた。 頭にはなにげないタイミングでも、一月君と志芳ちゃんのキスが浮かぶ。 その度に二人に対する憎しみが膨らんで、私はなんで授業をサボってまでこんなところにいるの分からなくなっていた。 「でもしかたない。服従ゲームの命令に逆らったら、あの万引きの動画を拡散されちゃうんだし」 ちょうどそのとき、校門の前に黒い車がとまった。 車から誰かが降りてくる。 「一月君…?」 そう思ったら…… 「久しぶり。希望ちゃん」 「あ、あなた…」