斎藤希望(さいとうのぞみ)。
それが私の名前。


見るとお母さん達の寝室から、知らない20代くらいの男の人が現れた。


しかもシャワーを浴びた甘い匂いがして、お父さんのパジャマを着ている。


そいつはお母さんに気づかれないように耳元でささやく。


「希望ちゃんってさ……まだ経験ないよね?」