お母さんは毎日、私に家事や掃除、ときには犯罪まがいなことまで命令する。


逆らえば激しい暴力がまっている。
だから私は、どんな命令でも従うしかない。


そんな私はいつしか、この家で本当にお母さんの奴隷のような存在になっていた。


けれど、そんな理不尽にも、
私はただ、じっと耐えるしかない。


お母さんが言うには、お父さんも私を忘れて海外で別の女をつくったらしい。


この家を追い出されたら、
私にはもう居場所がない……。


「あっ、希望ちゃん、いたんだ?」