「ごめんごめん。毒は嘘。ちょっとからかおうと思ったんだ。希望ちゃんが可愛いかったからついやりすぎちゃった」
蓮君は私の唇を人差し指で軽く触った。
「もうっ!
私、けっこうびっくりしたんだから!」
「ふふっ、ごめんって」
蓮君って優しそうに見えて、
からかうのとか好きな性格なのかも。
「でもね…」
蓮君はベンチから立ち上がる。
「毒はなくても、希望ちゃんを僕の女にして、キスをしたい。その気持ちは、嘘じゃないんだ」
「えっ?」
それってつまり……
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