そのとき、一月君の顔をめがけてバスケットボールが飛んで来た。 「ちっ、なんだよ?」 一月君は軽くボールを手ではじいた。 「相変わらず色恋が激しいね。一月は」 屋上にある給水機の上から、 ひとりの金髪の男の子が飛び降りた。 「おっと、貧血でグラッときちゃったな。またブルーベリーで鉄分を補給しないと」 その人は金髪が際立つほど色白な肌に、目はたれ目で、涙袋が印象的なとっても優しそうな顔のイケメンだ。 「蓮。なんで、おまえがここに?」