毎日、失恋。

「まぁ、私が言ったところで信用出来ないかぁ。」

「いえ、そういうわけでは…、えっと…、はい、そうですね。」

素直な気持ちを伝えた。

「高橋さんは素直ね。そして臆病。どこかの誰かさんにそっくり。」

「どこかのだれかって…もしかして八神くんですか?」

「そうね、一人でウジウジ悩んでて、そんな姿見せられると具合いがまた悪くなるってさっき追い出したところよ。」

「えぇっ…追い出した!」

病室なのに思わず大きな声になってしまい慌てて口を抑える。

「きっと今頃、いつものスーパーについた頃かしら。ここの帰りに寄ってくって言ってたから。」

それを聞いて私が急いで病室を出ようとしたら呼び止められた。

「高橋さん。」

お母さんの方へちゃんと向き直る。

「はい。」

「ありがとう。そして、尊のことこれからもよろしくね。」

「はい、こちらこそ宜しくお願いします。」

深々と頭を下げると

「いつかうちの娘になってくれてもいいのよ?」

とお母さん。

ん?

娘…?

あっ、それって…

「ウヒョォッ!」

思わず下げてた頭を上げると

「やっぱり高橋さんって面白いわね。ごめんね、引き止めて。早く行って。」

お母さんが笑ってた。

やっぱり八神くんと笑顔が似てる。

私は今度こそ病室を後にした。