毎日、失恋。

言った途端、先生は目に涙を浮かべて動画を撮ればよかったとかもう一度お願いできますかとか言ってたけど今の私には時間がない。

それに先生とはこれから長い付き合いになるんだし。

私は頭を下げると準備室から走って出た。

次に向かうのは病院。

先生が特別ですよと八神くんのお母さんが入院している病院の場所を書いたメモを渡してくれた。

もしかすると今頃、病院へ行ってるかもしれないからって。

メモに書いてある病室へ辿り着くとひと呼吸おいてノックする。

「どうぞ。」

八神くんのお母さんの声がした。