毎日、失恋。

そんな私に八神くんはいつだって正面から向きあってくれた。

空気のように息を潜めていた私に思い切り息を吸うことを教えてくれた。

なのに私…八神くんと全然向き合えてない。

だから今度はーーー

私は漸く自分の力で息を吸う。

こんな形のまま卒業する訳にはいかない。

八神くんに私の思いを何も言わないまま卒業しちゃうなんて。

もしかすると今度は私が八神くんに拒絶されるかもしれない。

それでもいい。

それでもいいから八神くんと向き合いたい。

それは今じゃないと駄目なの。

今の私の思いをありのまま伝えなきゃ。

たくさんのありがとうとそして八神くんへの思いも…





卒業式の前日、私は決意すると放課後ある所へ向かった。