毎日、失恋。

先生に面と向かって家族宣言されたにも関わらず、私の心は晴れ晴れとしていた。

やはり私の中で先生への思いはもう完結しているんだって改めて自覚した。

と、同時にもう一つの思いにも気付いていた。

八神くんだ。

いつしか私は八神くんを目で追うようになっていた。

けれど決して目が合う事はない。

八神くんの視界に私は入らない。

視界どころか、もしかすると八神くんの世界に私は存在しないのかもしれない。

自分からしたことなのにそう思うと胸が痛む。

先生の時に感じたのとは違う痛み。

先生の事はもちろん好きだった。

けれどどこか憧れ的なものが大きかったかもしれない。

今、思えば。

先生やお姉ちゃんへの態度はお気に入りのおもちゃを取られた小さい子と変わらないかったかも。

大好きなお姉ちゃんを先生に取られた…

大好きな先生をお姉ちゃんが取った…

そんな感覚が強かったんだと思う。