毎日、失恋。

先生は担任として今後の受験対策の話を詰めると最後に言った。

「これまで通りのペースでやれば大丈夫です。後は受験当日に体調を崩さなければの話ですがいつかの時のように。」

水を被った時の事を言ってるんだと思った。

「はい…わかりました。体調管理気をつけます。」

席を立ち頭を下げてその場から去ろうとしたら、

「それと、」

と話が続いたからもう一度先生の方へ向き直ると、

「ここからは将来、君と家族になるものとして言わせてください。」

と、あくまで先生の顔で断りを入れてきた。

「はい…」

一度立った席に再び座ると先生が話し始めた。

「では…、僕は君のお姉さんを大事に思っている。と同時に君のことも大事にしたいんだ。ごめん、それは君にとって迷惑な話かもしれないけれど。」

言葉を選びながらゆっくりゆっくり話す先生。

先生のこういう何事にも真摯に接してくれるところが好きだった。

生徒一人一人に対して真正面から向き合う所に惹かれた。

だから、

そんな真面目な先生のことだもん。

お姉ちゃんは幸せになれる。

きっと幸せになる。