毎日、失恋。

その日を境に八神くんは私に話し掛けてくる事はなくなった。

それどころか同じクラスだと言うのに目すら合わない。

当然か。

これは私が望んだこと。

これで残り僅かな学生生活も穏やかに過ごせる。

良かったんだ…

良かったんだよ。

私は何も考えないよう勉強に打ち込んだ。

せっかく、お姉ちゃんとも話し合って大学への進学を決めたんだし、それにこうして穏やかな時間を取り戻せたのだから勉強に集中してやることやらなきゃ。

岡崎先生にも進路のこと、ちゃんと話した。

先生は先生として私の話を最後まで聞いてくれた。

それはきっとこれまでとは違って私が先生の事を先生として、私の担任としてちゃんと目を見て話したからだと思う。

そう、私の中で確実に先生は好きな人から、好きだった人、に変わっていた。

漸くお姉ちゃんと先生の事を受け入れる事が出来たんだと思う。