毎日、失恋。

結局、午後からの授業をサボって屋上に続く階段の踊り場で過ごした。

「寒い…」

日が差し込んでいて少しは暖かいから凌げるんじゃないかと思ったけど…気休めだ。

こんな寒空の下、濡れたまま過ごすことになるなんて…

バチがあたったのかな。

あの日以来、八神くんと一緒に過ごす時間が増えてこれまで知らなかった八神くんをまた一つと発見して…

どこか自分は特別なんだって思ってたかも。

八神くんの過去の話を聞いたり私の話も聞いてもらったりして…

そう言えば先生のこと考えなくなったのって八神くんと話すようになってからなんだよね。

先生と顔を合わせても胸に針が刺さるような思いはしなくなった。

あれほどまでに苦しかったのに…

あれほどまでに胸が痛んだのに…

こんな時に思い出すのはやっぱりーー

あの意地悪そうな笑顔だ。