毎日、失恋。

すると、

「はぁ…、まぁいいわ。高橋さんって勉強出来るけど頭は良くないね。ほら、行くよ。」

そう言うと八神くんは私を追い越しさっさと歩き出した。

「あっ、待ってよ。」

頭悪いって…

そりゃ八神くんも成績良いけどトップはいつも私なんですからね。

八神くんの背中に向けてあっかんべーと舌を出す。

なのに八神くんが急に振り向くから思い切りベロを出しているところを見られてしまった。

「ヒィッ。」

「あのさ、ガキじゃないんだからさ。」

「ごめんなさい…」

「フッ…やっぱり高橋さんって面白いわ。」

大きな笑い声が住宅街に響く。

あと少しで家に着いちゃうな。

もう少し家が遠ければなぁ。

なんて思ったことを慌てて打ち消す。

な、なに、考えてんのよ私。