毎日、失恋。

帰り道、八神くんと並んで歩く。

八神くんとうちはバスで一駅の距離。

バス停まででいいよって言うのに八神くんが心配だから家まで送るって聞かなくて。

結局、私はバスには乗らずいつもこうして八神くんと歩いて帰っている。

時間にして15分くらいかな。

「さっき…」

「ん?さっき?」

「母さんと話してたこと。」

お母さんと話してたこと…?

「あっ、えっと、違うの、人間らしくなってきたとかって、そういう意味じゃなくて…えっと、えっと…」

「ああ、そっち?それも確かに気になった。僕、自分で言うのもなんだけどかなり完成に近いイケてる人間のつもりだけど?」

うわっ…

か、格好いい…

まるで雑誌の表紙の様にポーズを決める八神くん。

まともに見れないよ。