毎日、失恋。

「こら、お前ら、高橋さんのお陰でいいお肉たくさん買えたんだぞ、感謝しなきゃ。」

部屋で着替えてくると言って二階に上がってた八神くんが降りてきた。

うわっ…私服、初めて見た。ジーンズに濃紺のパーカーだけなのに格好いい…

「なぁ、お前、今、兄ちゃん見てドキドキしただろ?」

「えっ、そ、そんな事…」

ちょっと生意気な事を言うのは小学6年生の聡(さとし)くん。そして聡くんと双子の女の子、明(めい)ちゃん。

それでもう一人の男の子は春に一年生になる叡(あきら)くんとまだ幼稚園の年少さん、智(とも)くん。

そしてつい10日前に生まれたばかりの愛(まな)ちゃん。

お母さんにミルクを貰って今はリビングに置いてあるベビーベッドですやすや眠っている。

八神くんが着替えに行ってる間にお母さんが紹介してくれたんだ。