後片付けが終ってリビングを見ると下の子達とゲーム大会を始めた八神くん。

八神くんの隣には聡《さとし》くん。そしてさらに隣には叡《あきら》くんに智《とも》くん。

今年二歳になった愛《まな》ちゃんはご飯を食べてお腹いっぱいになったからか少し眠そう。リビングのソファでゴロゴロし始めた。

「帰る前に明《めい》ちゃんのところに行ってきてもいい？」

「ん。りょーかい。」

テレビ画面を見ながら答える八神くん。

もぉ、チビずよりも一番ゲームに夢中になってるじゃん。

私は二階にある明《めい》ちゃんの部屋に向かった。

「入ってもいい？」

ドアをノックして声を掛けると

「どーぞ。」

と返事が返ってくる。

ドアを開け中に入ると「適当に座んなよ。」と明《めい》ちゃん。

「お邪魔します…」

きっと、この二年で誰よりも変わったのは明《めい》ちゃんだ。

どう変わったのかと言うと…

神様はもう一人いた。

いや、女の子だから女神様か。

八神くんと半分血を分けた明ちゃんはそれはもう二年の月日を経て絶世の美女と成長していた。