部屋に残された僕と梨杏。
「ごめん…初めての写真集なのに。」
ずっと窓の方を向いてる梨杏の背中に声を掛けるけれどその先の言葉が出てこない。
「そうね、ここに来て予定変更とかあり得ない。この世界にいたんだからわかるよね?」
梨杏の言う通りだ。
僕は今、あり得ない事を梨杏に頼んでいる。
しかもそれによっては写真集の仕上がりも変わってしまうかもしれないのに。
「ごめん…」
謝るしか出来ない僕に梨杏が言う。
「ねぇ…、じゃあお詫びにキスしてよ。それで許してあげる。いつかみたいにはぐらかすの無しだからね。」
相変わらず窓の外を見ながらこちらに向くこともなく梨杏が言う。
僕はーー
ゆっくり梨杏に近付いた。
そして彼女の肩に触れる。
一瞬、高橋さんの顔が浮かぶ。
このキスに意味はあるのか?
昔の俺ならキスの意味なんて考えもしなかった。
いや、今、この状況で意味を考えるな。
僕は梨杏をこちらに振り向かせた。
そしてゆっくり顔を近付けるとーーー
「ごめん…初めての写真集なのに。」
ずっと窓の方を向いてる梨杏の背中に声を掛けるけれどその先の言葉が出てこない。
「そうね、ここに来て予定変更とかあり得ない。この世界にいたんだからわかるよね?」
梨杏の言う通りだ。
僕は今、あり得ない事を梨杏に頼んでいる。
しかもそれによっては写真集の仕上がりも変わってしまうかもしれないのに。
「ごめん…」
謝るしか出来ない僕に梨杏が言う。
「ねぇ…、じゃあお詫びにキスしてよ。それで許してあげる。いつかみたいにはぐらかすの無しだからね。」
相変わらず窓の外を見ながらこちらに向くこともなく梨杏が言う。
僕はーー
ゆっくり梨杏に近付いた。
そして彼女の肩に触れる。
一瞬、高橋さんの顔が浮かぶ。
このキスに意味はあるのか?
昔の俺ならキスの意味なんて考えもしなかった。
いや、今、この状況で意味を考えるな。
僕は梨杏をこちらに振り向かせた。
そしてゆっくり顔を近付けるとーーー



