悲しいのなら
泣いてしまえばいい

悲しいのなら
眠ってしまえばいい


無理に笑うなら
心痛むだけさ

桜の蕾が
膨らむ頃に
空から舞う忘れ雪

青い空から
一つまた一つ

雪だか花びらだか
分からない位
涙を数えるように
手のひらで溶かして



もしここにいなければ
どれだけ
淋しかったんだろう

この愛を得る為に
どれだけ
人を傷つけたんだろう

誰だって
無傷で誰かを
愛せない

何かしら
罪を犯さなければ
守れない

けれど
過ちなら今からでも
手を離さなきゃ

自分の為だけに
生きてはいられない
守る誰かがいるなら



心を騙して
信じようとしたけど
本当は期待なんて
したところで
無理だと知っていたのに

現実に苦しむのが
自分一人でない事も
わかりすぎていても

誰かの涙を
踏みにじって得た幸せが
辛いなら文字にして
空へ放してしまえ