「ありがとう」 2人で自分の家に帰ることになった。 ウィッグを外しメガネも外した。 空を見上げると雲行きが悪くなっていき、突然の豪雨が降ってきた。 傘を持っていなかったふたりは急ぎ足で家に向かった。 「もうすぐだから、そこ曲がったところ」 「案外近いんだな、ってこれ?」 目の前に広がるのはサラの家。 一人暮らしには大きすぎる三階建ての家がある。 玄関まで何メートルもあるいわゆる豪邸だ。 「何してるの?はやくはいって」