サラの歩きに合わせて足音も早くなった。 「もー、だれなの……」 「ぉ、おい」 「ヒャッ!」 肩を触られ驚きのあまりその場に尻もちを着いてしまった。 すると目の前には手が差し伸ばされた。 その手は骨が出ており大きく男の手だった。 「そんなビックリしなくても。俺だよ、廉」 「えっ、なんで?」 「いや、今日は悪かった。」 「も、もういいよ」 「ありがとう、送っていくよ」