手を動かそうとしてもビクともしない…



所詮男と女



力の差がありすぎる……




「花莉ちゃん、いただきます」



太った男はそう言うと、私のキャミソールを上に捲りあげる。ピンクのブラジャーが露になって…



「……花莉ちゃんどうしたの?こんなに怪我して……」



…蹴られたところの青あざだろうか……




「まぁいいや。僕は気にしないからね」




と言って太った男は私の胸を揉み出した。




「…気持ちいい?」



太った男の鼻息が肌にかかって鳥肌が立つ…




少しずつ肌を濡らす雪




寒くて……怖くて……





震えが止まらない




私……ここで犯されちゃうの…?




こんな男に……








「…たす…けて…」





こんな小さな声、誰にも聞こえるはずなんてない。









私がそう思った時__________