…嘘だよね?そんなの笑えないよ……
お願い……起きて……
ぽろぽろと涙がこぼれ落ちる。
「…ふっ」
海斗さんはそう鼻で笑うと。今度は拳銃を私に向ける___________
かと思ったら
ガンッッ!!
と拳銃が床へと落下。
海斗さんの手から拳銃が落ちた…と言うよりは落とされた、と言った方が正しい。
………竜二さんによって。
竜二さんはいつの間にか海斗さんに近づいてきていて、拳銃を持つ海斗さんの手を思いっきり蹴って落としたんだ。
「チッ」
海斗さんは舌打ちして、拳銃を拾おうとしたがそれを竜二さんは許すはずがなく、海斗さんを押さえつけて
「詩優!!!!!今だ!!!!!!!」
と叫んだ。



