バンッ!!!!!!! と乾いた音が響いて、詩優が地面へと倒れた。 …え…… あまりにも急なことだったから頭が追いつかない。 目の前で起きたことを理解したくない。 でも…… 目の前で血を流して倒れる詩優を見たら…嫌な方向に考えてしまう。 …嘘、だよね…… …やだよ…… 私と別れても生きてさえいればそれでいいのに… それでいいのに… 「詩優!!!!!!!!!!!!」 「詩優さん!!!!!!!!!!」 私と貴詞さんが呼んでも全く反応はない…