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次に目を開けるともう外が真っ暗



いろいろ考えていたらいつの間にか寝てしまっていたようだ。現在は18時過ぎ……



たくさん寝てたなぁ…



1つ気になったことがある。


詩優の食生活はどうなっているのだろう…と。


私はお父さんと俊が寝たあとに簡単なご飯を作って食べるくらいしかして来なかった。1日1食が普通で、食べない日も少なくない。




私は起き上がって、リビングに向かう。



「あ、花莉」



詩優はリビング近くの和室にいて、こたつに入っていた。



おいで、と手招きされる。



私がこたつにいくと、


「ここ」


と、隣をぽんぽん叩く。



……座れってこと?



私は座ってこたつに入る。



「詩優っていつもご飯どうしてるの?」



私が口を開くと、



「外食かカップ麺」


と、返ってきた。



自炊するようには見えないけどさ……ここまで食生活がすごいとは……人のことあまり言えないけどね…



「…食事作るのは私がやってもいい?ここにいるからには何かやりたいし……」


私がそう言うと、


「まじで!?」


詩優はぱぁぁっと嬉しそうな顔になる。


…………可愛い



「うん。今から食材買いに行きたい」



「行こ!」





こたつから出て、エレベーターで下におりる。