「クレープ食べよ」




一旦考えることを放棄。
京子と明日葉の手を引っ張って、クレープが売っているところへと足を進める。




甘いもので糖分を補給すればきっと何かいいプレゼントが思いつくはず……








「えっと~、チョコバナナクレープ1つと~、チョコスプレークレープ1つと~…」




明日葉がたくさん注文しているクレープは、1人で食べる分。私はもうすでにストロベリーアイスクレープを注文して、京子は「クレープは胸焼けする」とか言ってアイスコーヒーを注文した。




「何個注文したの?」




明日葉に聞いてみたら、嬉しそうに「3個!!」と答えた。




そんなに食べてよく太らないな…
明日葉はよく食べているところを見るのに、ずっと細いまま…




私なんて体重が増えたのに…
……羨ましい。




注文していたものが届くと、近くのベンチに座った。明日葉はさすがに3個のクレープを持てず京子に1個持ってもらっていた。





「おいしー!!!!」


「美味しいね!!」





クレープを頬張ると、甘さひかえめな生クリームと甘酸っぱいストロベリーソース、甘いアイスがいいバランスになっていてすごく美味しい。




暑い夏にアイスは最高…