世界No.1の総長と一輪の花






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お昼休憩。
今の時間のレストランは従業員だけしか使えないらしい。




ここの食事はとても美味しい。
美味しいんだけど……注目の的で、じろじろと周りから見られているからあまり食が進まない。




「それだけしか食べないのかい?」




私の前の席に腰を下ろして、早乙女さんがじっとお皿を見つめる。
そういう早乙女さんはサラダと飲み物だけだ。





「た、食べ過ぎはよくないかと思って……」


「あんたは食べ過ぎた方がいいくらいさ。そんな細い体なんだから」





…心配してくれてるのかな……





早乙女さんは厳しくて怖い雰囲気をまとっているが優しい……





「え、と…じゃあいっぱい食べます!!」





私はとってきたパスタを無理矢理口に運んで、できるだけ周りを見ないようにした。