「それじゃあ」


と言って金髪男が私の肩に手を回し、服の下に手を滑らせる。


「やっ…!」


抵抗しようとしたら筋肉ムキムキ男が私の手を後ろで押さえつける。



「あんたがこうなってるのは全部夜瀬のせい。可哀想に♪」


金髪男がニヤニヤしながら私の服とキャミソールを脱がす。


この場にいる男たちはみんな私に釘付け…



「夜瀬にやられたの?」


腹部の傷を触られ、チクリと痛む。



「…そんな…わけ…ない」



体が震えだし、声も震えてしまった…



「まぁいいけど」


金髪男は私のスカートをするりとおろして、パンツとブラだけの姿にさせた。



たくさんの人の前でこんな姿にさせられ……恥ずかしくて怖くて涙が目に溜まる…


…こんなやつの前で泣きたくもないのに



「あぁ。最後に教えてあげるよ。"雷龍"っていうの世界No.1の暴走族。その総長が夜瀬詩優」



金髪男が口を開いた。




…世界No.1……そんなにすごいんだ…



「姫っていうのは総長の…族の大切な女のこと」



……大切な女…



「あんたを犯せば夜瀬はどんな顔するのか楽しみだ♪」



……そんなの…私と詩優なんて……つい最近会ったばかりなのに…



…私を犯しても…詩優はなんとも思わない…



はず……



胸が締め付けられるように痛む