「…大事な娘なら何で置いていった。
後から後悔するくらいなら……最初から花莉も一緒に連れて逃げればよかったしゃねぇか」
そうしていれば花莉が暴力を奮われて苦しむこともなかったんだ……
「……ごめんなさい……ごめんなさい……」
何回も繰り返し謝って、母親が泣き崩れてしまった。
「……花莉。先に倉庫行ってて。あとから迎えに行く」
とりあえず俺にしがみつきている花莉を康の車に乗せる。けど……
「…やっ……詩優も…一緒がいい……」
ぎゅっと俺の腕を掴んで、離そうとしない。でも、ここで花莉の母親を1人にするわけにもいかず…
「……榊呼ぶから待ってて」
俺はスマホを取り出して、榊に電話をかけた。すぐに現状を説明して、花莉の母親を連れていくように頼んだ。
少しして、榊が迎えに来た。花莉の母親は帰る時もずっと謝っていたんだ。
「……花莉っ……ごめんね……ダメな…弱いお母さんでごめんね……………」



