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「…花莉……っ」
下校時に花莉と裏門に行けば…涙を流す1人の女性がいた。すぐに誰だかわかった。何となく花莉と似ているし、何より花莉が震えてるから…
この女性が花莉の母親だろう。
1歩ずつ近づいてくる花莉の母親。俺は背中に隠すように花莉を誘導した。
「…あんた、自分が何したかわかってんの?」
俺がそう言うと、花莉の母親は酷く悲しい声で「ごめんなさい…」と謝る。
「あんたがいなくなった後、花莉はあんたと同じように暴力奮われてた。辛くても、1人で耐えて……たくさん泣いて、傷ついてた。
あんたが置いていった娘だろ。どうして今更会いたがる?花莉の気持ち考えたことねぇのかよ」
花莉はぎゅっと俺のシャツにしがみついて、カタカタと震えている。
「……私は…あの時のことを後悔してるの……だから…謝りたくて……」
震える声で話す母親に、
「ふざけんな」
と容赦なく言った。



