詩優side




『詩優!!そこ左に曲がって!!』



「了解!」



京子の指示で左に曲がると、複数人に殴られている雷龍のメンバー3人を発見。



この中に海斗はいなかった。




「てめぇら……雷龍に手ぇ出してタダですむと思うなよ」




相手は8人。




ターゲットを俺に変えた男たちが次々に襲いかかってくる。



こっちは時間がねぇから手加減なんてしてる暇はない。



振り上げられた拳を避けてみぞおちに拳を1発。後ろから襲いかかってきたやつを背負い投げ。




8人全員を倒すのに2分もかからなかった。





「お前ら!!大丈夫か!?」




ぐったりと倒れている雷龍のメンバー3人。息はあるけど気失っていて、俺は康と1番隊の哲哉に電話をかけて迎えを頼んだ。