「あぁ。今なら希衣から離れてもらっても構わない。ただの高校生のお付き合いかもしれないが希衣は本気で隼人くんのことが好きだ。別れがあるとまた脳への衝撃がゼロとは言い切れない。だからこそ覚悟を問いたい」

覚悟・・・

多分今ここで希衣の親父さんが言う覚悟は半端なものじゃない。

言ってしまえば結婚を前提にお付き合いを。ということだ。

それなら俺の答えは・・・

「覚悟ならできています。希衣は俺が守ります。」

「頼んだぞ」

「はい」

そう言って希衣のところへ行った。