「いいの!すこしだけ!いってきます」

「少しだけだぞ~」

お父さんの声を背に家をでた。

「先輩、明日お弁当作りますね。一日練なんで。」

「あ、そっか、明日は一日練か。希衣の弁当・・・楽しみにしてる。おやすみ」

そういって私のおでこにキスした。

そのまま家に帰っていった。

先輩のあんな嬉しそうな、いかも甘い顔は初めてみた。

先輩に会いたい。恋しいよ・・・