恋なのか。

あれ。

でもさ、なんかあの気持ち懐かしかったんだよね。

なんでだろう。

ぼーと空を見上げていると、上からボールが飛んできた。

「危ない!」

誰かがそう叫んだようだったけど、気づいたときにはもう遅かった。

私はそのまま倒れてしまった。

「たく、何やってんだよ」

あの、恋愛王子に運ばれるなんて知らずに。