学校に行ってもそれが忘れられなくて、思い出すたびに赤面していた。
ヒナタと廊下ですれ違うだけで避けてしまうし、部活で目が合えばそっぽ向いてしまう。
明らかに変なのは分かるけど、それでもヒナタに触れたいと思ってしまう自分を押さえるためなので仕方なかった。
放課後、今日は部活がなかったので図書室に行った。
丁度読みたかった本が入荷したからだ。
あ、この本もいいかも。
これも、これも。
うきうき色んな本を手に取っていたら下校時刻になっていた。
帰らないと。
急いで本を棚に戻し、帰ろうとした。
「先輩」
聞き慣れた声の方に振り返るとヒナタがいた。
「あんた、まだ帰ってなかったの?」
「先輩いないな、と思って探してた」
「それはごめん」
そんなことなら声をかければよかった。
その時、警備員さんが巡回して来た。
「こっち」
ヒナタに言われるがまま、ついて行った。
本棚と本棚の死角に隠れた。
ヒナタは狭く窮屈なここで抱きしめてきた。
声を出したら怒られる、でも限界。
警備員さんが向こうに行ってしまうとすぐに離してくれた。
「急に抱きしめてごめん」
「…………もう離れちゃうの?」
私、なんてこと。
もっと触れたい気持ちが高まり、つい言ってしまった。
そのまま床に押し倒され、キスをした。
学校だと分かっていても止められない。
ヒナタのこと、本気で好きなんだって。
この気持ちだけは押さえられなかった。
ヒナタと廊下ですれ違うだけで避けてしまうし、部活で目が合えばそっぽ向いてしまう。
明らかに変なのは分かるけど、それでもヒナタに触れたいと思ってしまう自分を押さえるためなので仕方なかった。
放課後、今日は部活がなかったので図書室に行った。
丁度読みたかった本が入荷したからだ。
あ、この本もいいかも。
これも、これも。
うきうき色んな本を手に取っていたら下校時刻になっていた。
帰らないと。
急いで本を棚に戻し、帰ろうとした。
「先輩」
聞き慣れた声の方に振り返るとヒナタがいた。
「あんた、まだ帰ってなかったの?」
「先輩いないな、と思って探してた」
「それはごめん」
そんなことなら声をかければよかった。
その時、警備員さんが巡回して来た。
「こっち」
ヒナタに言われるがまま、ついて行った。
本棚と本棚の死角に隠れた。
ヒナタは狭く窮屈なここで抱きしめてきた。
声を出したら怒られる、でも限界。
警備員さんが向こうに行ってしまうとすぐに離してくれた。
「急に抱きしめてごめん」
「…………もう離れちゃうの?」
私、なんてこと。
もっと触れたい気持ちが高まり、つい言ってしまった。
そのまま床に押し倒され、キスをした。
学校だと分かっていても止められない。
ヒナタのこと、本気で好きなんだって。
この気持ちだけは押さえられなかった。



