僕とミナが出会ったのは高一の冬。
市立図書館で勉強していたときのことだ。
たまたま、哲学の本を読みたくなって本棚に向かっているとミナが本を取ろうとしていた。
ここは確か、恋愛小説のコーナーじゃ?
ミナのことは学校で何度か見たことはあった。
大人しくて初恋なんてまだみたいな純粋そうな女子だと思っていた。
意外に恋愛小説を読むんだなと驚いた。
「………もう、少し!」
結構高いところにある本を取りにくそうにしていた。
これは助けないと!
「これ?」
ミナよりも僕の方が十センチも高いから楽々取れた。
「…………ありがと」
「近藤……だよね?楓学園の。僕、同じクラスなんだけど分かる?」
「ああ、鞍田か?」
名乗ってもいないのに僕のことを知ってくれていた。
「何で分かるんだ?」
「お前はうちじゃあ有名だからな」
初めて話したのにとても話しやすかった。
それから、ミナと話すようになった。
市立図書館で勉強していたときのことだ。
たまたま、哲学の本を読みたくなって本棚に向かっているとミナが本を取ろうとしていた。
ここは確か、恋愛小説のコーナーじゃ?
ミナのことは学校で何度か見たことはあった。
大人しくて初恋なんてまだみたいな純粋そうな女子だと思っていた。
意外に恋愛小説を読むんだなと驚いた。
「………もう、少し!」
結構高いところにある本を取りにくそうにしていた。
これは助けないと!
「これ?」
ミナよりも僕の方が十センチも高いから楽々取れた。
「…………ありがと」
「近藤……だよね?楓学園の。僕、同じクラスなんだけど分かる?」
「ああ、鞍田か?」
名乗ってもいないのに僕のことを知ってくれていた。
「何で分かるんだ?」
「お前はうちじゃあ有名だからな」
初めて話したのにとても話しやすかった。
それから、ミナと話すようになった。



