僕を呼び出した女の子は




僕に猛アプローチをかけている女の子だった




僕はバーベキューの場から少し離れた場所まで連れていかれた




そして僕たちの間には妙な雰囲気が流れた




僕はやばいと思った




告られる




と思ったのだ




正直その子は顔抜きで僕の好みではなく




付き合うこと出来ない相手だった



さっきまで救世主だと思っていたその子が




憎らしくすら見えてしまった




そしてやっぱり僕は告られてしまった












沈黙の後






僕の返事はこうだった








一ヶ月だけ待って下さい












目の前に相手がいる状態で告られてしまったこともあり




僕にはどうしようもなく断りにくかったのだ








曖昧な返答をしてしまい




駄目だったな




と僕は思った






しかしその一方で




その子のいいところを見つけるためのいい猶予が出来たのではないか




と前向きに考えることの出来る僕も存在した