そして、遊ぶ日当日

私は服装で迷っていた

普段、遊ばないから服を持っていない

私は一番自分が気に入ってる

ピンクのワンピと麦わら帽子を被ってみた

全身鏡で見ながら

「眼鏡も取った方がいいかな」


私は待ち合わせ場所の渋谷駅で2人を待っていた

なんで私浮かれてるんだろう…

久しぶりに男の子、しかも蓮斗君と遊ぶから浮かれすぎてた

美麗もいるんだ……


すると、美麗が先に来た

美麗の服は全身有名なブランド服で着飾っていた

私とは比べものにならないくらい

美麗は私の姿を見て、一瞬目を大きく開いたがすぐに笑顔で

「美麗の服かわいいね〜
今日は私と蓮斗君が仲良くなれるように
よろしくね」

と言われた


「う、うん…」


ズキ


なんだろう胸に少し違和感を感じた

そこからすぐに蓮斗君が来た

蓮斗君らしい爽やかな服装で私は見とれた

こんな美人、イケメンと一緒に歩くだなんて

私は少し離れた所から見ていた

美麗はグイグイと蓮斗君に迫っていた

美麗はすごいな…私もあのぐらい出来たら

私がそんな事を考えながら見てると、蓮斗君と目が合った

私は慌てて、逸らしたが蓮斗君がだんだん近づいてくる

「彩奈ちゃん!今日の服可愛いね
眼鏡ない方が彩奈ちゃんは可愛い!」

蓮斗君が褒めまくるから、私の顔は真っ赤だった

「お、お世辞でもほ、褒め過ぎだよ…」


「いや、本当に………」

私は蓮斗君越しの美麗と目が合った

美麗が睨んでる

私は蓮斗君の言葉を遮り


「ほら!美麗と蓮斗君行こ!」

私は2人に向かって言った


蓮斗君がまだ私を見てる気がしたけど私は無視した