無気力オオカミくんは、私だけに夢中。




“いつも“ ──────。


だめだめ、気にするな。

わかってたことじゃん、西野がそーいう男だって。



「利奈ちゃんって、見るからにウブだよね。遥日がからかいたくなる理由もわかるな〜。あたしから見ても可愛いもん」



笑顔だけど……なんか、モヤモヤする。

今の可愛いも、素直な褒め言葉としてはどうしても受け止められなくて。

どこかバカにされてるような気がする。



「でも利奈ちゃんみたいな子って、すぐ本気になりそうで心配になっちゃう。遥日って重いの嫌いだから、気をつけたほうがいいよ?」



たしかに、まんまと好きになっちゃったけど。言われなくても、もう近づかないようにするし……。



「でもやっぱり、心配しなくてもいっかな。遥日が利奈ちゃんに手を出すなんてありえないし」

「え……」

「遥日がいつも相手してる女の子たちと系統がぜんぜん違うもん。利奈ちゃんて、遥日に気持ちよくしてもらったことないでしょ」



視界がぐらんとした。

何か言おうとしたら目の奥が熱くなって、気づいたらトイレを飛び出してた。