鼻で笑われた。
えっ、バカにされてる?
いくら私でも、少女漫画みたいな恋が本気でできるとは思ってないよ。
でも真っ向から否定するのは気に食わない。
気に食わないことを言う相手に、いまだドキドキしてる自分も気に食わない……。
「少なくとも、少女漫画のヒーローは西野みたいなクズじゃないからね。 一途で、彼女だけを見てくれるから」
西野にタジタジなのを知られたくない。
反抗することでやっと対等になれる気がした。
「不特定の子と遊びまくる男子とか、恋愛的にありえないし……」
西野のことは好きじゃない、
「ひとりの子を幸せにできるほうが絶対カッコイイし、」
西野のことは、好きじゃ……
「うざ」
「……」
「……いから、塞いでいい?」



