「思い切って片山先輩に連絡してみたの。土曜日一緒に出掛けませんか?って。そしたらOKもらえて!もうベッドの上で飛び跳ねちゃったよ」

「へ、へぇ⋯」

「それでね、駅前に集合してお昼食べて街ぶらぶらして映画みて!もう最っ高のデートだったなぁ」

「⋯⋯」

「小梅ちゃん⋯?」




私の反応が薄かったのか真帆ちゃんが不思議そうに首を傾げた。


本当は協力するといったからにはここで同様なんてしたらいけないのかもしれない。
良かったねって笑顔を見せなければいけないのかもしれない。


だけど今の私にはそんな余裕はなかった。