「本当・・・?」 「うんっ。」 少し怖いけれど・・・、なぜかこの人は大丈夫な気がした。 「私は、西園寺優愛。あなたはだぁれ?」 「俺は、水原恭也。全国一位の紅蘭の総長だ。」 「紅蘭は、正統派か。」 「あぁ。そうだ。」 「・・・俺の名前は、寺島颯太。」 そうちゃんも名乗ってくれた! 「あ、優愛。今日はもう帰ろうか。」 「うん。そうだね。」 今日は、ちょっと倒れちゃったし。 ・・・ あ、病気とかじゃなく・・・、あいつを思いだして・・・。