独占欲強めの部長に溺愛されてます


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午後一時を回ったと野々花が気づいたのは、部署のみんなが「お先でしたー」とランチからぱらぱらと帰ってきたときだった。

あまりにも熱中しすぎていたせいで、時間の感覚がまったくない。
空腹よりも頭痛の存在の方が大きかったせいもあるのかもしれない。


「あれ? 星さん、顔色が悪くないですかぁ?」


お昼から戻ったらしき瑠璃が、野々花の顔を覗き込む。


「あ、うん。ちょっと頭が痛くて」
「ちょっと失礼しますよ」


そう言いながら、瑠璃が野々花の額に手を伸ばす。直後、「えっ、熱くないですか!?」と引っ込めた。


「え? そう?」


自分でも額に触れてみると、熱い気がしなくもない。でも、そこまで言うほどでもないのではないか。