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赤い糸を辿って行くと、今度は3年生の教室がある階へとやってきていた。


さすがに、先輩たちの中に入って行く勇気はない。


2年生のあたしがこの階にいるというだけでかなり目立って、さっきから先輩たちの視線を感じる。


下手に動いて目を付けられても困るので、あたしは一旦自分の教室へと戻ることにしたのだった。