ぎくっと肩を震わせた年下の叔父と叔母。

羽咲は目をきょときょとさせているから、羽咲もはめられた側のようだ。

「羽咲、こっち来て」

何故か羽咲を手招くなゆ。

羽咲が傍に行くと、何か耳打ちした。

「! そうなの⁉」

俺には聞こえなかった声に、羽咲が驚きの反応を見せた。

そしてなゆと一緒に俺の方を向いて、同時ににやりとした。

……なんだこいつら。

「気味悪いな、お前ら」

ドンッ! ドサッ!

……いって。いきなり横向きに布団に倒れ込まされた。

「景? 何やってるの、急に」

俺をどついてきた景の暴挙に、なゆが不審そうな顔をする。