「なあに?」 「目、閉じてて?」 「あい」 「え、晃くん――」 「由羽は俺の味方だから」 晃くんの膝の上で両手を使って自分の目の辺りをおさえる由羽の頭を軽く撫でて、耳元にささやいてくる。 「ン」 両頬を捉えられて、唇で唇を撫でるようにキスをしてくる。ゆ、由羽がいるのに! 私の息があがるタイミングを見計らったように、直前で顔を離した。 目の前には満足げな顔の晃くん。も、もう! 由羽がいるから怒るに怒れないじゃん! ……晃くんは結構、誰がいようがお構いなしなところがある。